いわしや

変わった店名の医療器具を売るお店へ「いわしや」

いわしやのルーツは約370年前の江戸時代、大手門にできた江戸城に出入りをする薬問屋が起源と言われています。1945年に徒弟制度が廃止されるまでの間いわしやの屋号は全国に広まりました。今回取材したいわしやもその1つです。東大の教授や生徒だけでなく、コスプレイヤーやDIY好き女子などの御用達店。いろいろな医療器具やお店の歴史を聞きにいきました。(カラフル)

いわしやのお仕事
いわしやは医療器具を販売する会社です。昔は、薬も作っていたそうです。今は、東大の医学部生などが忘れたものを買いにくるような、医療器具の「コンビニ」のような存在なのだそうです。

江戸時代から続く老舗
「いわしや」という名前の会社は、全国で20社ぐらいあるそうです。それだけでも驚いたのに、一番多い時はもっとたくさんあって、日本中で「いわしや」はとても有名だったそうです。今回取材したいわしやは、大正3年(1914年)に創業したそうです。
名前の由来はいくつかあるそうですが、その1つは、「魚のいわしの様に、値段は安いけれど中身はとても良い薬だ」との願いがあるそうです。その薬は江戸時代の人たちにもとても人気だったそうです。

昔とちがういわしや
いわしやは、江戸時代から今までで変わったことがありました。それは薬を売るのをやめて、手術道具やかいぼう道具など医療器具を販売する会社になったことです。今では、額帯鏡やペアン鉗子、膿盆、聴診器など、全部で2000種類くらい商品があるそうです。買いに来る人も大学生だけではなく、さまざまな人が買いに来るそうです。大学生たちが道具を忘れてしまった時でも、いわしやは助けてくれるような存在で、とても大事なお店だと思いました。

 

 

 

取材/珠妃・和香・惺那
文/惺那 イラスト/珠妃・惺那

いわしや
文京区本郷5-27-8
☎03 3811 4069
営業時間:9時~18時
定 休 日:日曜日・祝日