「花びらもち」が人気

私は、四十年つづく店で、こだわりの和菓子を作りつづけている水上力さんにお話を聞かせてもらいました。水上さんは、ぜんぶのお菓子が自慢ですが、花びらもちが、お客さんに一番人気なんだそうです。

 

五日に一度変わる季節

水上さんによると、昔の日本は、一年に季節が七十二回変わりました。つまり、五日に一度季節が変わるということです。そのように、たくさん変わる季節を和菓子で表現するのが和菓子屋だと水上さんは言います。

一幸庵のお菓子が長く愛される理由

水上さんは、お茶は主人でお菓子は家来と考え、「お茶がおいしければいい。いつまでもお菓子が口にのこっていてはダメ。」と言っています。なので、水上さんは、つねにどうやったら、お茶をおいしく飲めるか考えているそうです。

その言葉をきいた時、人がお茶を飲む時のことを考えました。人がお茶を飲む時に、和菓子を食べるシーンは、とくに大切な人をまねく時だと思います。その時はかならずお茶を出します。

その場に花をそえるのがお菓子です。おいしいお菓子を食べると、「おいしいね!」とみんなが同じ気持ちになれます。人と人とが同じ気持ちになった時、おたがいのことをもっと好きになれます。

水上さんがめざすお菓子は、きっとそういうことなんだなぁ~ってその一言で伝わってきました。だから、水上さんが作るお菓子は、どんな人にも愛されているんだなと思いました。

そんな水上さんがおすすめするのが、わらびもちです。ぜひ、大切な人をまねく時はこのわらびもちを買ってみて下さい。

取材/創冴・里恵・ここ音・斗貴和・珠妃 文/ここ音 イラスト/ここ音

 

お菓子調進所 一幸庵

文京区小石川5−3−15

☎ 03-5684-6591

営業時間 10時〜18時

定休日 日曜日・月曜日・祝日

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です