3代続くたいやき屋さん

暑い夏にガスの火を目の前にして、生地を型に流して粒あんをのせて挟んで焼く作業は、本当に暑くて大変だと思った。なぜなら、ぼくたちは、暑くて10分ほどでお店から出てしまったからだ。だけどお店の人は、そこにずっといるのだからとてもすごいと思った。

浪花家は、たいやき作りの店だが、機械などではなく、1個ずつ手作業で作る「一丁焼き」でたいやきを作っている。たいやきを作る時の型はだいたい2キロで、鉄でできている。昭和の初期ごろから始まり、いらい3代目まで続いている。なお、戦争の時は鉄が必要だったので、型を持って行かれて一時期はたいやきが作れなくなったそうだ。

一番売れる時期は、大みそかだそうだ。でも、大みそかはたいやきではなく粒あんのみがよく売れているそうだ。手作りで年末までやっていて、大変じゃないかとおどろいた。その後、焼きたてのたいやきを食べた。とっても薄い生地に粒あんが頭からしっぽまで入っていて、本当においしかった。

たいやきの生地は小麦粉と水をまぜたもので作られていて、甘みは全く無い。けれどそこに詰まった北海道産小豆、砂糖、わずかな塩の3つのみでつくられた粒あんの甘さとパリパリの生地が本当によくあっている。

浪花家の中にはたいやきの食べ方で人のせいかくがわかるうらないも書いてあった。

あんこは粒あんだが、ミニたいやきはこしあんで作っている。理由は、皮が甘いミニたいやきは、あんこも甘くしようとして、こしあんの方が粒あんより甘かったからだそうだ。絶妙な焼き加減や、あんこの量などは全てご主人の感覚が頼りだということだ。

仕事のやりがいは「仕事が楽しいこととお客さんの『美味しい』という言葉を聞くこと」だそう。仕事についたきっかけは「代々続けてやっていたから。」お店のこだわりは「こだわらない事がこだわり」と言っていた。きっと、このたいやき屋さんは、これからもずっとこの方法でこの味を守り続てくれるだろうと思った。僕が大人になって、このお店のたいやきを買って食べたとしても、きっと同じ味を守り続けてくれていると思う。

取材/珠妃・彬智・健人・創冴・惺那・麟太郎

文/健人・彬智 文責/木村 イラスト/珠妃・彬智

 

【江戸川ばし 浪花家】

文京区関口1-5-8

☎03-3268-6261

営業時間 10時〜18時30分

定休日 火曜日

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