日本で一番古くてトップクラスの学校 東京大学
江戸幕府の昌平坂学問所、開成所、医学所が統合されて、明治10年に、日本で一番初めに設立された大学です。夏目漱石をはじめ超有名人を輩出している学校で、ノーベル賞受賞者は9名もいます。
本郷のキャンパスは誰でも入れる様になっていて、三四郎池や赤門は、東京の観光スポットとしても有名です。(カラフル)
日本で一番の大学
東京大学は、国立大学のトップです。日本で初めての大学で、今年で、創立一四一年です。東大ができた当時はドイツ、アメリカ、フランス人などが先生をしていたそうです。
明治10年に東京帝国大学としてでき、明治30年に今の東京大学になりましたが、関東大震災のときに建物の一部がこわれてしまったそうです。生徒も先生も女性より男性の方がとても多いと言っていました。
質問をうけてくれた先生は5歳でお米を作るのにどのくらいの水がいるのかということを研究していたと言う、国連大学の副学長で東京大学の「沖大幹教授」でした。
水を研究する教授
「お茶碗一杯分のお米を作るのに、必要なお水の量はどれくらいか。」……今回、お話を聞いた沖教授は、「水」のことを広く研究していて、こういったことも考えてきたそうです。
「水」といっても、色々な分野があり、スケールが大きいです。教授は、水文学といって地球規模で循環している水資源について研究を重ねているそうです。
研究というのは、これまでに誰かが調べたりしたことをたくさん調べて、引き継いで、そこに新しい研究結果を重ねて、少しずつでもいいから積み上げていくことが大切だというお話が印象的でした。
サステナビリティ
沖教授の上着の襟には、国連大学のバッジがついていました。沖教授は、東京大学で総長特別参与をしているだけでなくて、国連大学の上級副学長としても活動しているそうです。研究する時に、水のことだけでなく、気象のことや土木のことなど、ほかの様々な分野のことも関連して、持続可能な社会というテーマに取り組んできたそうです。この、持続可能な社会というテーマは、サステナビリティと呼ばれていて、世界的な課題のひとつになっていることを知りました。そういったことも国連大学で活動するきっかけになったそうです。
沖教授も土木の研究から始まって、水文学を研究するようになったと聞きました。
東京大学も、できた時から今まで、その時に国や社会が必要としていることの影響を受けて、取り組む分野が変わってきているということとも繋がっていて、とても興味深かったです。そして、研究する分野が時代によって変わっていっても、研究結果は引き継がれて、それが社会の役に立っていることがすごいと思いました。
東大の敷地
お話を聞いたあとに、キャンパスの中を歩いて回りましたが、とても広かったです。そして、この文京区にあるキャンパス以外にも、研究用の森林などが全国にあって、日本全体の0.1%が東大の敷地だと聞いて驚きました。
取材/珠妃・鷹之介・彬智・陽央・理智・美尋・ここ音
文/陽央・理智 イラスト/ここ音・美尋・理智
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