いろんな金魚に会いに江戸時代から続く金魚問屋さんへ「金魚坂」
創業350年。江戸時代から続く金魚問屋の金魚坂は、菊坂の細い路地を上がったところにあります。大小様々な種類の金魚を販売しており、敷地内には水槽といけすがたくさん。金魚すくいも行えるとか。そんな古くからある金魚屋さんでみんなは何を発見できたかな。(カラフル)
たくさん産まれる金魚
金魚のたまごは、丸くてゴミくらい小さいもので、1匹から何百も産まれてしまう。最初は黒いけど、一か月ぐらいで色がついてくる。金魚の子どもが産まれる時期は、3月から4月で、ふつうは春に産まれる。ただ、金魚すくいは夏によくあるので、人間が産む時期を夏にずらしているんじゃないかと思った。種類は分かるが、産んだ親はわからないそうだ。
金魚の運びかた今昔
昔は水を水桶いっぱいに入れて、上野から地方へと金魚をはこんでいた。でも、今は水少しに酸素をいっぱい入れたビニール袋に入れて、宅配便ではこんでいる。昔は金魚が丈夫だったので、酸素はあまり必要じゃなかったそうだ。
金魚坂も出品している
金魚の品評会は、昔からずっとやっていて今でもやっている。種類はらんちゅうで、背びれはないがこぶがあり、こぶの形などでしんさしている。金魚はすもうと同じ感覚で、横綱はなく大関が一番上だった。金魚坂でも品評会に出しているそう。喫茶店の中には明治22年のらんちゅう品評会の番付表があった。
金魚坂の天敵
金魚は、1匹2円50銭の値段がつく。なのに、野良ネコや鳥が、人がいない朝に泳ぎが遅い良い金魚ばっかりをとって食べてしまって、困っているそう。
金魚にかこまれて
お店のエリアに入ったら、そこら中に金魚がたくさんいる金魚坂。ホームセンターの金魚売り場の倍以上の数がいて、とても印象に残っている。
取材/斗貴和・蒼空・周吾・健人
文/周吾 イラスト/蒼空・周吾
【金魚坂】
文京区本郷5-3-15
☎03 3815 7088
営業時間:11時半~19時(レストランは21時半)
(土日祝11時半~20時半)
季節によって変動あり
定 休 日:月曜日・第3火曜日
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