株式会社松下産業

総合建設会社が手がけるまちの記憶を残すしごと「株式会社松下産業」

総合建設会社です。学校・橋・駅や道路・ビル・家・公園などの設計から建設までの仕事に関わります。「土木や建築など泥臭いイメージもあるかもしれないけど、カッコイイお仕事だよ」と細見さんは話します。さらに、「まちのキオクを残す」ことをテーマに他の企業や大学、地域住民等と一緒に、ドローン撮影や3Dスキャン、取材やまち歩きなどによってまちの魅力を保護・発信する取り組みも行っています。まち探検と仕事体験から、本郷の地を知ることができました。(カラフル)

 

「記憶を残す」ということ
松下産業の社会や地域に貢献する活動に「古い大事な建物を保護、記録する」というのがあります。ぼくは、建設会社ときくと工事だけしかしていないと思っていたので、ちょっと意外でした。
今回、まち歩きをして本郷の古いまち並みを見て回りました。そして、「菊水湯」という銭湯の跡地に行きました。明治時代から本郷の地で営業をし続けてきた「菊水湯」は2015年、惜しまれながら閉店しました。老杤化した建物の保存はかなわなかったものの、松下産業が「3D撮影」で記録として菊水湯を残しました。
ぼくたちは跡地でVRを見たあと、本社にもどって3D映像を見せてもらいました。また、菊水湯の立体模型を作りました。側面にあけた穴からのぞくと、富士山の壁画が見えました。

ずっと残って欲しいまち並み
ぼくは、本郷のような古いまち並みが好きです。ただそこにあると思っていた古い建物も、実は、保全や補修などの影の努力があってそこに成り立っているのだなと思いました。
建てるだけじゃない建設業、まちの記憶を残す松下産業のことを知れてよかったと思いました。

建設のお仕事
松下産業は、工事現場でいろいろな建設会社をまとめたりするゼネコン(総合建設業)の会社です。本社のビルには、地下に深さ25mの駐車場があると聞き、すごい技術だなと感心しました。
文京シビックセンターや文京区民センターの改修工事も松下産業が行いました。ファミリーデーなども行い、船を予約して神田川を下りながら、社員の家族にも松下産業のたずさわった建物を見学してもらっているそうです。
ちなみに、来年は創業60周年。

 

 

取材/鷹之介・理智・ここ音 文/鷹之介

 

株式会社松下産業
文京区本郷1-34-4
☎03 3814 6901(代表)

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